鳥取大学大学院持続性社会創生科学研究科

研究科紹介研究科長メッセージ

鳥取大学の鳥取地区では、これまで学部に連動する地域学研究科(修士課程)、工学研究科(博士前期課程)、農学研究科(修士課程)があり、これらは各専攻分野における研究能力又は専門性を要する職業等に必要な高度の能力を養うことを目的として設置されておりました。

しかし、ややもすると大学院ではそれぞれが目指す専門的な研究やそれらに関連する学修のみに集中し、研究の社会的な意義を考えたり、社会に出てから必要とされる俯瞰的・総合的な考え方を養う機会が希薄になりがちでした。しかし、昨今では大学院修了者に高い専門性のみならず、学問分野を超えて幅広く俯瞰的・総合的に物事を考えられる思考力が求められるようになりました。

そこでこれら社会的要請に応えるべく、人類が環境と調和しつつ生きることのできる持続可能な社会へ貢献できる人材を養成するために、2017年4月にこれまでの3研究科を統合し、1つの研究科とした大学院持続性社会創生科学研究科を創設しました。

本研究科は、4つの専攻で構成され、専門分野における高度な知識・技術と実践的能力を持ち、専門分野を超えた持続性社会創生に関わる幅広い知識に基づく俯瞰的な思考力を身に付け、国内外の社会の様々な場において、持続性社会創生に向けてのイノベーション創出に貢献できる高度専門職業人を養成することを教育目標としています。この目標に向け、学生が行う研究の質向上を確保するために教員の研究業績審査を定期的に行うなど、常に最新の研究を指導できる取り組みも行なっています。

本研究科で学ぶ学生には、幅広い視野を持つことに加えて、持続性社会の創生に貢献できる高度専門職業人として、研究活動における課題の発見と解析を通して、その解決と説明までの総合的な能力の向上を目指して頂きたいと願っています。

山口研究科長
研究科長
山口 武視

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