研究科紹介研究科の特色
地球温暖化、砂漠化等地球規模の環境問題の深刻化、国内においては人口減少・高齢化や地方の過疎化など、わが国はこれまでに経験したことがない課題に対処していくことが求められています。持続可能な社会の実現には、地球の持続と地域の持続の双方が重要です。
鳥取大学大学院持続性社会創生科学研究科は、これまでの地域学研究科、工学研究科、農学研究科の専門性を堅持しつつ、各研究科の特色・強みについて研究科の枠を超えて持続可能な社会に関わる分野を包括的に融合させた教育体制のもとで、地球環境問題から過疎・高齢化地域の社会問題まで、直面する課題に向き合っていくことができる、分野横断的な俯瞰的視点と高度な専門性を有する人材を養成します。
教育の特徴

これまでの研究科の枠を超えた体系的・組織的な大学院教育のもとで、持続可能な社会の創生に関わる課題の背景や解決技術を教授する「研究科を横断した共通の基盤科目」や「主専攻分野の枠を超えた科目」の履修により、持続可能な社会の創生に関する科学の知見が身に付けられます。
異分野の学生同士が切磋琢磨できる機会を積極的に設けるとともに、自然科学系、人文・社会科学系の分野を超えた教員が指導に参加することにより、分野横断的な俯瞰力や独創力が身に付けられます。
特色ある教育課程編成
《研究科共通科目》基盤科目
持続可能な社会について広く理解をし、俯瞰的にものを見る能力を養成するために、高度専門職業人として持続可能な社会をつくっていくための基本的な知識を総合的に学べる科目
《研究科共通科目》超領域科目
幅広く専門性を身に付けるため、専門領域を超えて体系的に学べるように構成された科目
《専門科目》基幹(専攻共通)科目
専門性を深める面から、専攻内の各分野で共通に必要となる科目
《専門科目》展開科目
基幹(専攻共通)科目からさらに細分化された、専門性を深める科目
鳥取大学地域戦略プログラム
鳥取大学の強みである持続可能な社会の創生の実践場である「乾燥地」と「過疎地(地域)」に関する基本的な知識を体系的に身に付けるために提供するプログラム(乾燥地開発、地域創生)
地域マネジメントスタディズ
これまで本学で実施してきた地域づくり人材を育成するための地域学、工学の教育資源を活用し、地域づくりについて分野を超えて知識を身に付けるために提供するプログラム